「
ぴかままのおうち」ぴかままです。いつもながらついつい遅くなってしまい、せっかく7月中に作って写真も撮っておいたのに・・・カレンダーが次のページになってしまってからの投稿お許し下され。
以前、
カイエさんから頂戴した自家製梅酢を使って、
ピンク色の美しいはりはり漬けを作りました
(右の写真)。
梅酢が無くなってしまったので、今回は白です。
自家製切り干し大根の最後の一袋を戻して、だいぶ前に
tamaちゃんから頂戴して大事に大事に使っていた千鳥酢の最後の残りと、まだまだ残っている自家製みりんで漬けました。でもなんとなく色合いが寂しいので、真っ赤な梅干しが残っていたのを叩き、
ポメマルさんから頂戴した紫蘇の実の塩漬けの最後の残りも加えて、紅白のほんのり美しいのが出来ました。
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「酸っぱい料理」でもOKとのことでしたので、こちらも紹介しますね。
豚バラとザウアークラウトの醤油煮込みです。
えっ、それってドイツ料理じゃないの?なんで醤油?と思うでしょう。
そう。そもそも「
カセラー*
(リンク先はドイツ語ですが写真をご覧下さい)とザウアークラウトの煮込み」を作るために買ってきたザウアークラウト。でもね、ひとパック500gも入っているので、一人暮らしではいっぺんに使い切るのは絶対無理なんです。袋の半量でカセラーとの煮込みを、たっぷりキャラウェイを入れて作って堪能したあと、どうやって消費しようか頭を悩ませていたんですよ。
今回買ったザウアークラウトはワインもスパイスも入っていないもの。メーカーによって色々なのが出ていて、今回みたいなただ漬けて発酵させただけのものから、更に白ワインやスパイスを加えて煮込んだ物まであるんですが、これまで15年間、どれを買っても今ひとつ好みに合わず・・・ザウアークラウトは嫌いじゃないのになぁ、お店で食べる方が美味しいよなぁ・・・と半ば諦めていたのです。ところが、今回たまたまスーパーで手にした地元ベルリン近郊の村産のこの製品が、これまで買って料理したことのある中では最も好みに合うものだったのです!もうあと僅かで帰国となってしまった今頃になって、皮肉なものです。
味にクセも嫌味もないので、これを和風に調理しても意外と合うのでは?と思いつき、この醤油煮に化けたというわけ。まずザウアークラウトを白ワイン(もちろん日本酒でやればもっと和風なんですが品切れで)と水で軽く煮立て、そこに大きくぶつ切りにした皮付き豚バラを投入。これもちろん、前もって表面を焼いておいた方が旨味が中に留まって美味しいはずなんですが、今回はそのまま入れちゃいました。だいたい火が通ったところに、お醤油とみりんを入れて、蓋をしたまま弱火でコトコト・・・皮がジェリー状になり、骨がお箸で外れるくらいまで煮込みます。そう、最低でも1時間、私は確か2時間ほどかけました。煮汁が無くなって焦げてしまわぬよう注意。
ザウアークラウトの自然な酸味と、お醤油の味、みりんの甘味・旨味が渾然一体となって、なかなか味わい深いひと品になりました。
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*カセラーとは・・・塩漬けにして表面を軽く燻煙した豚肉加工品。ハムとしてそのまま食べるのではなく、煮込み料理に用いたり、焼いて食べたりするケースが多いです。